【2023年度】プログラミング言語で将来性が高いのは?これから学ぶのにおすすめの言語まとめ

【2023年度】プログラミング言語で将来性が高いのは?これから学ぶのにおすすめの言語まとめ

これから新しくプログラミング言語を習得していく上で、どのような言語を選択すると、将来的なメリットが大きいのかを知りたい、と考えている現役のシステムエンジニアやエンジニア志望の方も多いのではないでしょうか。

将来性が高いプログラミング言語とは「企業が求める言語であること」「最新技術を扱える言語」「現状で年収が高い、もしくは上昇傾向の言語」「現状でシステムエンジニアが高い関心を示している言語」などが挙げられます。

こちらの記事では将来性が高く、これから学ぶのにおすすめの言語と、選ぶ際の注意点や習得した言語の活用方法について紹介します。

監修者
成田 聖
成田 聖 株式会社コーボー 代表取締役

1986年生まれ。高校生3年生の時に起業を志し、大学在学中は、飛び込み営業のインターンをはじめ、ITビジネスとしてアルバイト求人メディア「ジョブセンス(現:マッハバイト)」の立ち上げに参画。画期的なビジネスアイディアとマーケティングから業界トップクラスまで急成長を遂げ、その成長過程に携わり得られた経験やスキルは生涯の財産となる。その後、フリーランスとして企業のマーケティングや新規メディアの立ち上げの支援に従事し、事業成功の実績を積み重ね、2011年1月に株式会社コーボーを創業。マーケティングからクリエイティブまで一気通貫のサービスを軸に事業を展開し、2016年からは新規事業としてHRビジネス(SES、人材紹介サービス)を立ち上げ、企業のビジネス成長に必要なプロダクトと人材参画から"オールワンソリューション”として事業領域を拡大。2021年1月からは、新規事業として、フリーランスエンジニア向けの案件情報サイト「>テックタレントフリーランス」をリリース。全行程を社内で内製化し、既存事業とのシナジーを創出。自身ではSEOを活用したメディア構築やビジネス全般に強みを持ち、Webマーケティングからデザイン、システム領域までのディレクションを担う。

執筆者
テックタレント編集部
テックタレント編集部

テックタレントフリーランスは、株式会社コーボーが運営するフリーランス向けの案件情報メディアです。エージェントサービスでは、フリーランスの働き方を応援するパートナーとして、案件提案から単価交渉、契約業務、参画後のフォローまで無料サポートを提供しています。はじめてのフリーランスの方もお気軽にご相談ください。

目次

将来性の高いプログラミング言語とは?

将来性が高いプログラミング言語とはどのようなものであるのかを詳しく解説していきます。

企業が求めるプログラミング言語であること

将来性の高いプログラミング言語の特徴

企業が求めるプログラミング言語の特徴としては、求人数(採用枠)やフリーランスエンジニアの募集が増加傾向にあることや、技術革新で注目を集めているものなどが挙げられます。需要過多の影響もあり相対的に年収水準も高くなりやすく、企業のビジネス成功においていえば、収益への影響やコスト削減の度合いの大きさから技術選定され、重要視されている言語やスキルといえます。

最新技術を扱えるプログラミング言語

最新技術を扱えるプログラミング言語も将来性は高いといえます。新しい用途や新規のマーケット、また既存システムのリプレース(リプレイス)では、技術選定時に効用の大きさを試算した結果、比較的モダンな技術が採用される可能性が高い傾向にあります。

例えば、AI(人工知能)分野の開発では「Python」の採用が多く、既存システムのリプレースでは「COBOL」から「Java」へ移行するケースも垣間見れます。

平均年収が高いもしくは上昇傾向にある言語

現状で比較的、年収が高いプログラミング言語というのは、言語を採用する機会や用途の多さ、その扱いやすさ、効用の大きさなど、総じて企業からの需要が高いものといえます。

次に平均年収が上昇傾向の言語の特徴に、慢性的な人材不足である点や、業界からの評価や市場価値が急速に高まっている点なども考えられます。このような言語も中長期で将来性が高いといえるでしょう。

エンジニアが高い関心を示している言語

システムエンジニアは働くなかで、企業からの開発に関する要望を日々、キャッチアップし実感している人たちです。そんなシステムエンジニアたちが次に学びたい、継続的に情報を得ていきたいと、動向に注目しているプログラミング言語も将来有望であるといえます。

システムエンジニアたちが「採用実績が増えている」「今後採用が増えていきそうだ」など需要増加を肌で感じているからこそ、次に学びたいと考えるプログラミング言語の一つになっているとも考えられます。

プログラミング言語の3つのトレンド

企業が求めるプログラミング言語 世界水準で給料水準が高い言語とは 人気や高い関心を集めている言語

世界やアメリカのITマーケットのトレンドを知ることは、日本におけるプログラミング言語の将来性を予測するうえで、非常に参考になります。特にIT先進国である米国のトレンドは、数年経ってから日本に入ってくる傾向もあります。ここでは、世界やアメリカのITマーケットやプログラミング言語のトレンドを整理していきましょう。

企業が求めるプログラミング言語-HackerRankより

HackerRankは、多くのプログラミング問題に挑戦できるサービスを通してスキルをスコア化し、企業の適切なシステムエンジニア採用につなげるプラットフォームを運営しているアメリカの企業です。

HackerRankが2020年に行なった世界162ヵ国の企業を対象にした調査で「開発者を採用する際、どのような言語スキルを求めるか?」より参考情報としてご紹介します。

出典:HackerRank’s 2020 Developer Skills Report(What language skills do you look for when hiring developers?

こちらのデータを見ると、Webアプリケーション開発での応用範囲が広い「JavaScript」が最も企業に求められているプログラミング言語となっています。次いで近年、AI(人工知能)分野など最新技術での採用が増えている「Python」、OSを選ばず、基本的にどのような環境でも使用可能な「Java」などが多くの企業で必要とされているようです。

世界水準で給与水準が高い言語とは-StackOverflowより

StackOverflowは、コンピュータや情報技術、プログラミング技術に関するナレッジコミュニティです。2020年の「世界で最も高い給与である言語は何か?」というテーマに対するデータから、IT先進国「米国」に絞って傾向を見ていきましょう。

出典:StackOverflow(What Languages Are Associated with the Highest Salaries Worldwide?

このデータを見ると、アメリカでは「Scala」の給与が最も高く、次いで「Go」「Objective-C」という結果となっています。「Scala」は「Java」の後継として期待されている言語ですが、「Java」と比較すると、まだ精通しているエンジニアの数は少ない状況と見て取れます。しかしながら、ビジネスに活用される機会や用途は拡大傾向にあり、大手企業を中心に「Scala」を徐々に採用しているようです。このような状況からも、市場価値が急激に高くなり、平均給与に反映されていると予想できます。

人気や高い関心を集めている言語ランキング-IEEEより

人気や注目度が高い言語にはどのようなものがあるのでしょうか。IEEE SpectrumはIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)のオウンドメディアで、IEEEはアメリカに本部を置く電気・情報工学分野の学術研究団体です。 2022年に「IEEE」が独自の指標からプログラミング言語をランキング化したデータを参考情報としてご紹介します。

出典:IEEE Spectrum(The Top Programming Languages 2022)

こちらのデータでは「Python」が1位で、その次に組み込みソフトウェアやOSの開発によく用いられる「C」や「C++」、ゲーム開発などでの採用が多い「C#」、「C言語」が続きます。

長い間、多くの開発や用途で採用され続けている「C」や「C++」を抑えて「Python」が人気や注目度で上回っているというのは、AIをはじめとした最新技術を扱える言語に将来性があるということを象徴している結果の一つといえるでしょう。

また、HackerRankが2020年に行なった調査で、世界162ヵ国の116,000 人を超える開発者を対象にした「次に学ぶ予定の言語は何か?」という内容のアンケート結果から考察してみます。

出典:HackerRank’s 2020 Developer Skills Report(What languages do you plan on learning next?)

システムエンジニアをはじめとする開発者たちが次に学ぶ予定の言語は「Go」が最も多く、次いで「Python」「Kotlin」「TypeScript」が多くなっています。 このデータからは、「最新技術を扱える」「スマートフォンアプリの開発でよく採用される」「現在、人気がある言語の後継とされる」などの特徴をもつ言語は、次に学ぶ言語として選ばれやすいことが確認できます。

これから学ぶのにもおすすめ!プログラミング言語12選

これから学ぶのにもおすすめ!プログラミング言語12選

これまでにご紹介した各研究機関や大手メディアの独自データの結果などを参考に、これから新しく学ぶのにおすすめで将来性が高いプログラミング言語をピックアップしていきます。

Python

AI(人工知能)分野や機械学習、データ分析の分野で多く採用されている「Python」。採用の多い分野は、最新技術を取り扱う分野でもあり、いずれもマーケットが拡大為ていくことが期待できます。

汎用性が高いとされる「Python」は、最新技術を要する分野で多く用いられている他、DXを実現するために、IoT分野でも採用される事例が増えていて、将来性が高いプログラミング言語といえます。

また、文法が比較的シンプルなもので、未経験者や初心者にも学習をはじめやすいという特徴もあります。さらに文法がシンプルであるということは、可読性に優れ、短時間でコードを記述できるというメリット面もあります。

その他にもライブラリが充実していて、用途や目的に合わせて選べるため、さらに開発を効率化でき、応用範囲が広い点も魅力です。これらの理由で「Python」は、人気や需要が高まっているものと予想できます。

Go

GoはGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語です。拡張性が高く、軽量・高速かつ文法がシンプルであるという特徴があります。並行処理にも優れている言語です。

Webサーバーやマルチプラットフォーム向けのWebアプリケーション開発で多く用いられ、拡張性の高い言語であるため、大型案件での採用も増えています。

軽量・高速であるため、短時間にアクセスが集中し、負荷が高くなりやすいWebサーバーの開発にも向いています。Android・iOS両方をサポートしていることも評価されているポイントです。文法も比較的、シンプルでチーム開発でのリスクや工数削減も期待できます。

JavaScript

Webアプリケーションの開発に広く採用されている「JavaScript」。Web開発では欠かせない言語であり、現在、世界でもトップクラスの採用実績があるプログラミング言語の一つとなっています。

フロントエンドとサーバーサイドの両方に対応できる汎用性を持っています。 他社との差別化を図るために、UIやUX開発に注力している企業が増えていることからも、「JavaScript」とそのフレームワークに精通したシステムエンジニアの需要は、今後もしばらく高い状態が続くと予想されます。

TypeScript

TypeScriptは、2012年に発表されたプログラミング言語で、Microsoftによって開発された「JavaScript」の後継と目される言語です。「JavaScript」を拡張して開発された言語である「TypeScript」は、コンパイルすると「JavaScript」のソースコードに変換されます。

「JavaScript」と同じ機能が利用できるため、同じ環境で動かすことも容易です。 静的型付け言語である「TypeScript」はエラーを未然に防止できるため、保守・運用がしやすいという特徴も魅力的といえます。Googleが社内の標準言語の一つとして採用したことも話題になりました。

Java

JavaはOSを選ばず基本的にどのような環境でも使用でき、システム開発やWeb開発、アプリケーション開発と、さまざまな開発のシーンに利用されています。

javaは中規模から大規模開発にも採用されることが多くあるため、習得していく上で根強い人気を持つプログラミング言語といえます。

Scala

Scalaは「Java」の後継とされ、オブジェクト指向と関数型プログラミングを統合したプログラミング言語です。「Java」との互換性が高いという特徴を持っています。

比較的効率よく開発できるため米国での需要も高く、日本でも導入する企業や案件は増えています。「Scala」に精通しているシステムエンジニアの数は「Java」と比較すると、まだ少ないのが現状です。

このような現状を反映して「Scala」を扱えるシステムエンジニアの平均年収は高く、かつ上昇傾向でもあるため、将来性に期待ができる言語の一つといえるでしょう。

Kotlin

Kotlinは2017年にGoogleがAndroid開発の公式言語として採用したプログラミング言語です。Androidのアプリ開発で多く採用されています。 「Java」との互換性があり併用開発も可能です。

「Java」から「Kotolin」への移行や、「Kotolin」から「Java」のソースコードを呼び出すこともできます。静的型付け言語である「Kotolin」はエラーを未然に防止できるため、保守・運用がしやすいというメリットもあります。

Swift

Swiftは2014年にAppleが発表したオープンソースのプログラミング言語です。iOSのアプリ開発では必須ともいえる言語であり、iOSのシェアが高い日本では人気の高い言語です。

Apple製品向けのアプリケーション開発を他の言語で行なうのは仕様上で難しいため、Apple製品の人気や利用ユーザーに対して無視できない状況が続く限り、将来の需要も堅調であると予想されます。

Dart

DartはGoogleが開発し、2011年に公開された比較的新しいプログラミング言語で、おもにスマートフォンのアプリ開発で使用されています。パフォーマンスやセキュリティの高さを兼ね備え、AndroidアプリとiPhoneアプリを同じコードで開発できるのが特徴です。

開発当初は普及が鈍化しているようでしたが、2018年にフレームワーク「Flutter」の開発言語となったことで、一気に注目を集めました。「Dart」は「Flutter」を用いれば、Androidの開発とiOSの開発を同時に行なう「クロスプラットフォーム開発」が可能になるというメリットがあります。

つまり、AndroidとiOSでそれぞれシステムエンジニアを用意するのではなく、「Dart」+「Flutter」を扱えるシステムエンジニアを用意するケースがこれからは増えるだろうと推察されます。

PHP

PHPはサーバーサイドのWeb開発に特化したプログラミング言語。1995年の登場以来、「JavaScript」などと並んで需要が堅調な言語です。Webサイト制作に必須の言語「HTML」にコードを埋め込んで使用できる点が特徴です。

Webサイト制作で使用されるWordPressも「PHP」を用いて開発されたシステムで、このことも堅調な需要を支える理由の一つになっていると考えられます。

C#

C#は「C」「C++」をベースに、Microsoftによって開発されたプログラミング言語です。Windows向けのアプリケーションやゲーム、VR などの開発に用いられます。「Unity(ゲームエンジン)」とセットで開発できるため、ゲーム分野での需要が多いという特徴があります。

かつては、ハードがなければ遊ぶことのできなかったゲームは、パソコンやスマートフォンの普及により、誰でも楽しめるコンテンツとして広がっていきました。

ゲーム市場は、スマートフォン向けアプリゲームの伸びに牽引され、市場も拡大傾向にあります。そのような背景からも「C#」はゲームの人気や需要が続く限り、堅調であると予想されます。

SQL

SQLは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作するための言語で、既存システムから先端分野まで幅広く活用されています。リレーショナルデータベース(RDB)を取り扱うシステムエンジニアには必須の言語です。

ビッグデータ解析などでデータベースエンジニアの需要が増えていることからも将来性に期待できます。

新しく学ぶプログラミング言語を選ぶ際のポイントとは

新しく学ぶプログラミング言語を選ぶ際に注意しておきたい点がいくつかあります。ここでは選択時に考察すべきポイントや注意点について紹介します。

目的や目標を明確にしてから選ぶ

目的や目標を明確にしてから選ぶ。年収アップやスムーズな案件獲得、就職・転職を目指す場合は、特徴を満たした言語がおすすめ

新しくプログラミング言語を学ぶ場合は、何を目的や目標とするかが大切です。作りたいものや関わりたい案件・分野が決まっているのであれば、それに合わせたプログラミング言語を選ぶべきでしょう。

年収アップやスムーズな案件獲得、就職・転職を目指すのであれば、市場価値が高く、平均年収が高いプログラミング言語や、求人数の多い言語、応用範囲の広い言語がおすすめです。

学習を進めていく順番にも一考の余地あり

学習を進めていく順番にも一考の余地あり。現状で取得済みのプログラミング言語の後継といわれている言語や互換性のある言語を選ぶのがおすすめ

キャリアパスを考慮し、自分の現在のプログラミングスキルを活かせるような言語を選ぶと、キャリアアップやスキルアップにつながります。 例えば、すでに「JavaScript」を習得しているのであれば、後継といわれている「TypeScript」「Java」を習得済みであれば「Scala」や「Kotlin」などが挙げられます。

現状で取得済みのプログラミング言語の後継といわれている言語や互換性のある言語を新しく学ぶ言語として選ぶとよいでしょう。 また、新規で学習を始める場合も、同じような順番でまず求人数の多い言語を習得し、その後、互換性があったり、後継とされたりしている言語を選ぶのがおすすめです。

同様の開発分野で用いられる言語を一通り勉強するのもよいでしょう。 例えば、Androidのアプリ開発で多く採用される「Kotlin」を習得済みであれば、iOSのアプリ開発では必須の「Swift」やAndroidアプリとiPhoneアプリを同じコードで開発できる「Dart」を学ぶといった具合です。

仕事との両立や難易度も考慮すべき

仕事との両立や難易度も考慮すべき。挫折する人も多いプログラミング言語の学習。仕事との両立や難易度も考慮に入れて工夫しよう

プログラミング言語の学習は挫折してしまう人も多いため、仕事との両立や難易度も考慮に入れておきましょう。 働きながら学ぶなら、勉強方法にも工夫が必要です。

例えば、効率的に学習時間を確保できるように、通学不要で勉強できるオンラインのプログラミングスクールを利用したり、通勤時間を削減すべくフルリモートで働きながら勉強したりする方法があります。

習得した言語やスキルを案件獲得や転職に活かすためには?

転職やフリーランスに強いエージェントを利用するのがおすすめ

習得したプログラミング言語を案件獲得などに活かすには、転職やフリーランスに強いエージェントを利用するのがおすすめです。ここでは、どのようなエージェントに依頼すれば習得したプログラミング言語を効率的に活かせるのかを整理しています

希望を丁寧にヒアリングしてくれるエージェントかどうか

習得したプログラミング言語を活かして案件獲得や就職・転職したいのであれば、丁寧に希望をヒアリングしてくれるエージェントに紹介してもらうのがおすすめです。

さまざまな希望やビジョン(キャリアやスキルアップ)をヒアリングしてくれるエージェントであれば、希望に沿った案件や就職・転職先を紹介してもらえる可能性が高いといえます。

得意な言語やスキルを活かせて案件豊富なエージェントかどうか

習得してきたプログラミング言語に強い、案件豊富なエージェントを利用するのもおすすめです。紹介する会社や所属するエージェントによって、得意分野や取り扱いがある案件も多少異なっていきます。

各エージェントの公式ホームページなどで公開されている案件情報などを元に調べてみるとよいでしょう。

まとめ:将来性が高く興味もある言語を見極めて習得していくこと

プログラミング言語には多くの種類がありますが、将来性が高いプログラミング言語には下記のような特徴があります。

  • 企業から求められている(市場価値が高い)
  • 最新技術を扱える
  • 現状で平均年収が高い、もしくは上昇傾向
  • 現状でシステムエンジニアが高い関心を示している

新しく学ぶプログラミング言語を選ぶ際は、これらの条件を参考に選ぶのがおすすめです。この傾向を踏まえると、特に「Python」「Go」「JavaScript」「TypeScript」「Scala」などは、今後も中長期的に将来性が期待できる言語といえるでしょう。

既に作りたいものや参画したい案件が決まっているのであればそれに合ったプログラミング言語を、年収アップやスムーズな案件獲得などを目指すのであれば、年収や企業からの需要が高く、市場価値の高い言語や、応用範囲が広い言語を選ぶとよいでしょう。

最後に、言語を選ぶ際には目標や目的を明確にすることも重要ですが、何より自身の興味がある分野や学びに楽しみを見いだせるなど、継続的に学んでいくためにも重要な観点です。

監修者紹介

成田 聖

成田 聖

株式会社コーボー 代表取締役

1986年生まれ。高校生3年生の時に起業を志し、大学在学中は、飛び込み営業のインターンをはじめ、ITビジネスとしてアルバイト求人メディア「ジョブセンス(現:マッハバイト)」の立ち上げに参画。画期的なビジネスアイディアとマーケティングから業界トップクラスまで急成長を遂げ、その成長過程に携わり得られた経験やスキルは生涯の財産となる。その後、フリーランスとして企業のマーケティングや新規メディアの立ち上げの支援に従事し、事業成功の実績を積み重ね、2011年1月に株式会社コーボーを創業。マーケティングからクリエイティブまで一気通貫のサービスを軸に事業を展開し、2016年からは新規事業としてHRビジネス(SES、人材紹介サービス)を立ち上げ、企業のビジネス成長に必要なプロダクトと人材参画から"オールワンソリューション”として事業領域を拡大。2021年1月からは、新規事業として、フリーランスエンジニア向けの案件情報サイト「テックタレントフリーランス」をリリース。全行程を社内で内製化し、既存事業とのシナジーを創出。自身ではSEOを活用したメディア構築やビジネス全般に強みを持ち、Webマーケティングからデザイン、システム領域までのディレクションを担う。